2013年9月21日土曜日

歴史と風光明美な港町・統営



統営は韓国の南東部、東シナ海に面した港町です。海岸から約100km行ったところに対馬があり、日本とは目と鼻の先くらいの距離にあります。この一帯はリアス式海岸となっており、幾つもの入り江が入り組んでいます。海金剛(ヘグムガン)と呼ばれる海に突き出した絶壁や奇岩が織りなす風景は年中、観光客が絶えません。また、海には大小さまざまな島が数多く浮かんでいます。統営市内の南にある弥勒島にはロープウェーを使って島の頂上に行くことができます。青い海のいたるところに緑の島が点々としている風景は絶景といって過言ではありません。
海を中心とした自然が豊かな統営ですが、歴史の古い町でもあります。特に、この町は李舜臣(イ・スンシン)の町といわれています。李舜臣は16世紀末、豊臣秀吉の朝鮮出兵[文禄・慶長の役 韓国名:壬辰倭乱(イムジン・ヌェラン)]の緒戦時、水軍の司令部が置かれたこの地で司令官として赴任しました。統営港から少し行ったところに閑山島(ハンサンド)があり、その沖で脇坂安治が率いる水軍を巧妙な戦術で敗退させた閑山島の戦いは韓国人ならだれもが知っています。この島へは港から1時間ごとに船が出ているので、簡単に行くことができます。李舜臣に関わる旧跡も多く、閑山島には彼を祀った制勝堂(チェスンダン)、本土にも忠烈祠(チュンニョルサ)、水軍司令部であった洗兵館(セビョングァン)があります。その他、日本統治時代に本土と弥勒島を結ぶ東洋初の海底トンネルが造られ、現在も通行可能で観光地のひとつとなっています。
統営は海の幸も豊富です。日本の瀬戸内海や三陸と同じく、リアス式海岸のここは牡蠣の養殖が盛んで、牡蠣鍋や牡蠣飯を食べに遠方から人々がやってきます。他にうなぎやアナゴ料理、また、味が付いていない海苔巻、忠武キンパプもここの名物です。

釜山に行った時に統営は日帰り観光が可能ですので、時間を作っていかれて見てはいかがでしょうか。

旅博2013に参加してきました!


去る9月13日から15日までの三日間、東京ビックサイトで恒例の旅博が行われました。当社も今年は、旅の専門店連合会のブースにて、会員の一社として参加させていただきました。今年は、天気にも恵まれたせいか大勢の入場者でにぎわいました。
14日と15日には、この旅の専門店連合会(通称:旅専)ブースのイベントでは当社のツアーでお馴染みの八田靖史さんと黒田福美さんという豪華ゲストを招いてのトークショーを実施いたしました。
八田さんには、これから実施するまんぷくツアーで行く慶尚南道地域のグルメの解説をいただき、黒田さんには、先月刊行された「黒田福美の韓国ぐるぐる」の本の内容を基にお話いただきました。


また、同じく韓国観光公社と各地方自治体がこの旅博に出展していますが、ここで、はるな愛が韓国名誉広報大使として登場していたりしていました。そのなかで光州広域市と観光商品の業務提携を結びました。文化・芸術そして食文化も奥の深い光州を、これから力を入れていき、たくさんの観光、旅行商品を開発していきます。どうぞご期待下さい。


さっそく来年の1、2月頃に、光州で韓国料理教室の滞在型カルチャーツアーを計画中です。短時間の料理体験ではなく、地元の空気に馴染みながら、腰を据えて韓国料理を自分のものにすべく真剣に学ぶような企画になります。
とまあ、今年の旅博はとても充実した3日間になりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。