渤海国は西暦698年、今日の中国吉林省敦化地方を中心に興り、その領域は中国東北地方から、朝鮮半島北部およびロシア沿海地方にまで広がった。国家体制は唐の律令制度などを取り入れて、9世紀には唐から「海東の盛国」と称えられるほどに発展した。わが国との交流は渤海の使節派遣が35回(研究者によっては33回とする)におよび、一方日本からは15回(研究者によっては13回)にわたって使節が派遣されて友好関係が結ばれた。
渤海の領域には五京と十五府六十二州があり、今回の旅では王都であった上京龍泉府(じょうけいりゅうせんふ)、中京顕徳府(ちゅうけいけんとくふ)、東京龍原府(とうけいりゅうげんふ)の故地をめぐり、その栄華の跡を偲びます。
『トンボの眼』企画 渤海日本道と魏志東夷伝の世界『渤海史跡の旅』
<<ツアーポイント>>
『トンボの眼』企画 東 潮先生同行解説旅行 渤海日本道と魏志東夷伝の世界『渤海史跡の旅』
≪出発日≫ 2012年5月8日(火)
≪期 間≫ 2012年5月8日(火)から5月14日(月)までの6泊7日
≪出発地≫ 羽田・関西
≪企 画≫
「文化遺産と共に生きる」をテーマとするミニコミ誌『トンボの眼』編集室
≪添乗員≫
『トンボの眼』編集室長佐々木が羽田空港から同行いたします。
【東 潮 先生の横顔】
1946年、大阪府生まれ。九州大学 大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。奈良県立橿原考古学研究所を経て徳島島大学教授。専攻、考古学。
主要著書 韓国の古代遺跡〈1〉新羅篇(慶州(東潮/田中俊明・中央公論新社1988))、韓国の古代遺跡(2)百済・伽耶篇(東潮/田中俊明 ・ 中央公論新社・1989)、巨大古墳と伽耶文化―空白の四・五世紀(共著・角川選書 1992)高句麗の歴史と遺跡(東潮/田中俊明・中央公論新社1995)、高句麗考古学研究(吉川弘文館1997)、伽耶はなぜほろんだか―日本古代国家形成史 (共著・大和書房1998)、古代東アジアの鉄と倭(渓水社1999)、川と人間―吉野川流域史(渓水社2003)、倭と加耶の国際環境(吉川弘文館2006)、北東アジアの歴史と文化( 共著・北海道大学出版会2011)、墳時代の考古学(共著・学生社)など多数。
旅コラム&詳細はこちら↓
http://www.sanshin-travel.co.jp/tour/detail.php?sid=1354
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