2014年9月11日木曜日

≪泣ける≫ 全てをやさしくつつんでくれる、癒しの仏像

【百済の微笑み: 国宝 瑞山龍賢里 磨崖如来三尊像】

  忠清南道に、多くのリピーターが訪れる仏様がいらっしゃいます。「瑞山龍賢里(ソサン・ヨンヒャンニ) 磨崖如来三尊像(マエヨレ・サムジョンサン)」です。ファンの間では「ソサンのまがいぶつ」と呼んだりもしますね。

  958年に発見され、国宝第84号に指定されているこの磨崖如来三尊像は、伽倻山麓にある大きな岩に彫られた仏像です。

 百済時代に作られ、韓国で発見された磨崖仏像の中でも一番古いものと知られています。
  「百済の微笑」と呼ばれるその穏やかな微笑は、見る者すべてをやさしくつつんでくれる、何ともいえない優しさをたたえています。



  この仏像、光のあたる方向によって表情が様々に変化するんです。だからなのか、訪れるたびにその時々の悩みに合わせた表情で自分を迎えてくれるような気がする、実に神秘的な仏像なのです。

  朝や夕方はななめからの光でお顔がくっきり、昼間はとてもほんわかと・・・と一日の中でもさまざま。特に、秋の午後が素晴らしいと言われています。

  駐車場のバスを降り、小山の中腹にある小さな門「不二門」をくぐるとそこからはもう天界です。
 
  三進スタッフの私も昨年の暮れに行ってきました。磨崖仏には3度目の対面でしたが、今回はやさしいお顔を見ているだけで涙があふれてあふれて隠すのに苦労しました。

 下山したら「超スッキリ!シャッキリ!」してたのは言うまでもなく… 本当にとても不思議な仏様なのです。あの山の空気とともにぜひ味わってみて欲しいです。(ちなみに駐車場から磨崖仏までは足元は階段状に整備されています。15~25分くらい歩けば到着すると思います)

そんな仏像にたっぷり出会える♡三進のスペシャルツアー

【『寺旅研究家』吉田さらささんと行く♥百済の微笑み・忠清南道 石仏めぐり4日間】
 ★寺旅研究家の吉田さらささんと行く石仏めぐりの第2弾!

昨年の初回石仏めぐりは慶州南山を旅し、お陰様で好評により第2回目を開催する運びとなりました。

今年は忠清南道に数多く残されている石仏、石塔を訪ね歩きます。

 韓国の中西部に位置する忠清南道は古代、百済の領地でした。百済は高度な文化を持ち、日本にも多大な影響を与えました。この高い文化は大陸から来たものですが、その文化の道は山東半島から黄海を渡り、ここ忠清南道の泰安半島に到着しました。

ここから百済の都、公州や扶余にもたらされたと言われています。韓国の国宝、瑞山と泰安の三尊仏はそのルート上に建立されたものです。そしてこの文化は新羅にもたらされ、慶州の石窟庵や南山にある数多くの石仏が建立されました。昨年の慶州南山から文化の道を逆さに辿り、今年は百済の石仏を詳しく見て回ります。秋の韓国で古の文化に触れて見て下さい。

そんな仏像にたっぷり出会える♡三進のスペシャルツアー

【『寺旅研究家』吉田さらささんと行く♥百済の微笑み・忠清南道 石仏めぐり4日間】

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