2013年1月7日月曜日

☆人参とシソの葉☆


ある韓国の知人のもとに小包が届けられた。
中を開けてみると「紅参(ホンサム)」のエキス、高麗人参関連のの健康食品のことだ。「体にいいから飲んでみろ」と勧められ、一袋いただきその場で飲みほした。すると少々驚いたような表情をしながら、「だいじょうぶなのか」ときいてきた。
彼曰く、日本人は人参の匂い苦手なのだそうだ。10人いれば9人は嫌うそうだ。人参にあまり抵抗感を持たない私にとっては初耳だった。まあ、30年以上も日本人と関わっている彼の言うことだから、間違いはないだろうと思い話を聞いていた。韓国人にとっては「香り・匂い」が、日本には「臭い」となるという話だ。

高麗人参の里“慶尚北道 豊基”の駅前には人参のモニュメントが…

逆に日本人にとって「香り・匂い」が、韓国に「臭い」となるものもある。納豆や漬物などを連想されるかもしれないが、実は「シソの葉」なのだ。納豆や漬物そして梅干などは慣れてくるとおいしいと感じるようになるが、「シソ」の臭いには馴染めないという韓国人は少なくない。韓国では깻잎(ケンニプ)”いわゆる「ごまの葉」をよく食べる。焼肉屋に行くと肉を包んで食べる野菜として出される青紫蘇(アオジソ)に似た葉のことだ。姿形が似ているので、깻잎(ケンニプ)”だと思って食べると実は違っていたということでショックが大きいようだ。食文化の交流が盛んになってきている今日、「人参」が好きな日本人、「シソの葉」が好きな韓国人は増えてくると思う。そこで「人参」と「シソの葉」で日韓交流を図ってみてもおもしろいかもれない。両国の交流進展の度合いを測るバロメーター?となるだろう。

韓国ではいつもお目にかかるケンニプ(エゴマの葉)


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