2014年4月11日金曜日

黒田福美と行く!韓国ぐるぐる 第5回「全羅北道」~願いを叶える!?4日間

黒田福美さん


黒田福美さんと行く!韓国ぐるぐる

   第5回は全羅北道が舞台です。 ツアーホームページ



テーマは『願い』。ソン・スンホン主演の韓国ドラマ『夏の香り』のロケ地になった茂朱では毎年夏に行われる『茂朱ホタル祭り』を見学

そのイベントのひとつで夜に行われる『風灯飛ばし』に参加、お客様の願いを書いて光の風灯を夜空に舞い揚げます。

一方、全州では古典芸能・パンソリを観賞。題目は韓国で昔から親しまれているラブストーリー『春香伝』をご覧いただき、また、その舞台となった南原・広寒楼も訪れます

その他、食の全羅道の通り、山の幸、海の幸を存分に入れたお食事、古代新羅と百済にまつわる所や戦前、日本とゆかりのあった地も訪れ、様々な角度から、黒田福美さんと共に全羅北道を体感致します。

幅広い世代で楽しめる、少し変わった全羅北道の旅! 奮ってご参加下さい。



風灯飛ばしの様子(イメージ)

≪出発日≫ 2014年6月13日(金)  
≪期  間≫ 6月13日(金)から16日(月)までの3泊4日  
≪出発地≫ 羽田・成田・札幌・新潟・中部・関西・
         岡山・広島・福岡 
♠♠弊社リピーターは8,000円引き♠
 ◆ご注意◆ 茂朱ホタル祭りのスケジュールにより、旅行日程が変更になる場合がございます。


 ♥♥♥黒田福美さんのプロフィール♥♥♥ 
日本の女優でテレビ・映画で幅広く活躍する一方、芸能界きっての韓国通として知られています。書籍も多数出版していらして実際の現地の姿を日本に伝える一方、韓国においてもメディア等で活躍されています。韓国観光名誉観光大使、「日韓交流おまつり」実行委員。2011年に韓国政府から日韓友好の功績を称えられて修交勲章興仁章を授与されました。また、2011年に慶尚北道浦項市、2012に麗水EXPO、そして2013年は京畿道の広報大使に任命され、日本と韓国の架け橋として尽力されています。 著書に「ソウルマイハート」「ソウルの達人」「となりの韓国人」等多数。昨年7月にはソウル近郊・京畿道6都市を旅した「黒田福美の韓国ぐるぐる ソウル近郊6つの旅」が発売されました。 黒田福美オフィシャルブログ 



チロルホテル
チロルホテル


茂朱リゾート↑ ↓茂朱・山ぶどうワイン洞窟

黒田福美と行く!韓国ぐるぐる 
第5回「全羅北道」~願いを叶える!?4日間
ツアーホームページ


★ツアーポイント

--------------≪≪茂朱とホタル祭り≫≫--------------

★★★★★茂朱(ムジュ)ホタル祭り★★★★★

豊かな自然が残る山里の夏の夜に神秘的な光を放つホタル。昔から願い事をしたり、捕まえては虫籠に入れて眺めたりと、思い出がある事でしょう。ホタルは水や空気が澄んだ、きれいな環境でしか生息できない生物です。この茂朱は韓国のチロルと言われるほど、徳裕山を中心に夏は登山、冬はスキーが楽しめる韓国で最も自然が残っている地域です。

茂朱ホタル祭りはこの綺麗な環境をこれからも維持して後世に伝えて行こうと始められました。茂朱・南大川をメイン会場に様々なプログラムが組まれています。祭りのハイライトはホタルの生息地に出かけて監察をする生態調査や風灯飛ばしがあります。

★★★★★茂朱・希望の風灯飛ばし★★★★★

風灯飛ばしは茂朱ホタル祭りでのイベントの一つとして夜に行われている行事です。古来から沖縄や中国、東南アジアなどにもあり、ランタンと呼ばれています。韓国歴史ドラマ『ドンイ』のオープニングでもその場面があります。竹や金属でドーム状に骨組みを作り、その周りに紙を張ります。これが風灯です。口が開いた方を下にして、そこに燃えた紙を入れると、ふわふわと空に上ります。紙には思い思いに願い事を書きます。夜空に舞いあがる無数の光の風灯はまさに幻想的です。

★★★★★韓国ドラマ『夏の香り』と茂朱リゾート★★★★★


茂朱は国土の中央からやや南に位置し、大部分が徳裕山(トギュサン)国立公園になっていて、徳裕山を中心に山々が連なる自然豊かなところです。九千洞(クチョンドン)渓谷や古代、新羅と百済の国境があった羅済通門(ナジェトンムン)、この一帯で収穫される山ぶどうを原料としたワインを製造している茂朱山ぶどうワイン洞窟など、見どころも数多くあります。

茂朱リゾートは夏は徳裕山登山、冬はスキー場として年中観光客で賑わっています。『冬のソナタ』など数々のドラマをヒットさせたユン・ソクホ監督作品で、2003年に放映されたソン・スンホン、ソン・イェジン主演ドラマ『夏の香り』のロケ地としても有名です。このドラマは突然の事故で恋人を失った青年と、その恋人の臓器提供にて幸せに暮らしている女性が偶然の出会いにより、恋に陥るところから始まります。

異国のような雰囲気の茂朱リゾートは主人公の仕事場として、従来からあるこのリゾート地を、自然と調和する空間に作り替えることで登場します。 童話の世界みたいなメルヘンチックな建物と周りの自然が調和した風景はドラマをより印象深いものに仕立てました。

カーニバル商街、雪川湖(ソルチョンホ))、ジャンピングパーク、ウェルカムセンターなどドラマで登場する場所が現在でも残っています。


馬耳山
馬耳山・塔寺


-------≪≪パワースポット馬耳山≫≫--------

★★★★★馬耳山(マイサン)・塔寺(タプサ)★★★★★

全州から東に約40km、鎮安(チナン)郡にある霊山です。大きな岩の塊が2つ、馬の耳のような形で地面から突き出していて、特異な風景を醸し出しています。東側が標高673mの雄馬耳峰、西が667m雌馬耳峰です。昔からパワースポットとして、夫婦円満や子孫繁栄のご利益があると言われています。

この山の南側中腹に塔寺があります。ここは19世紀後半、李甲龍(イ・カムニョン)が一人で石を重ねて円錐形の塔を作ったと言われています。高さは大きいもので約4mあり、現在約80基が立っています。ここから見る馬耳山は霊気漂う幻想的な風景です。

南原・広寒楼
写真:全州・学忍堂韓屋旅館>

パンソリ(イメージ)


------------≪≪春香伝とパンソリ≫≫-------------

★★★★★春香伝(チュニャンジョン)★★★★★


春香伝は18世紀にパンソリの題目から文章化した古典文学作品で、韓国の人々で知らない人はいない位、有名な恋愛物語です。ストーリーは全羅北道・南原(ナモン)が舞台。父の任地でここに来ていた両班の息子・李夢龍(イ・モンニョン)は妓生の春香と恋仲になり、広寒楼でデートを重ねます。やがて父がソウルに戻ることとなり、一緒に帰らなければならなくなった夢龍は春香と将来の約束を結んで、二人は別れます。後任の長官は強引な人間で、春香を自分に仕えさせようと、執拗に迫ります。しかし、最後まで拒んだため、牢屋に入れられて拷問を受けてしまいます。この時、成長して暗行御史[密かに地方の行政を監察する役人]となった夢龍がやって来て、長官を懲らしめます。解放された春香は夢龍とめでたく結ばれる、というものです。両班の息子と妓生という身分の差を乗り越え、夢龍が来るのを信じて待ち続けた春香は今でも韓国女性理想のモデルです。毎年5月には広寒楼で「ミス春香コンテスト」が開かれています。

★★★★★パンソリ★★★★★


パンソリは全羅道で発達した古典芸能で歌い手と太鼓の二名で行う演劇です。太鼓の拍子に合わせながら歌い手が抑揚の効いた声で春香伝(チュニャンジョン)や沈清伝(シムチョンジョン)等の古典文学の物語を歌います。蟾津江(ソムジンガン)を境として南原、求礼(クレ)、淳昌で発達した全羅道東部の東便制(トンピョンジェ)と宝城(ポソン)、光州(クァンジュ)、康津(カンジン)等で発達した西部の西便制(ソピョンジェ)の流派があります。東便制は約200年前、パンソリの名人・宋興祿(ソン・フンノク)により南原を中心に発展しました。西便制は林權澤(イム・グォンテク)監督の映画「風の丘を越えて」のテーマとなりました。

それぞれの特徴としては西便制がソフトな中にも素朴で切ない歌声を信条として女性的なのに対し、東便制は男性的であり、闊達で勇壮的です。号令調でテンポが早く、声の張りや返し等の歌唱法も声の余韻を短く切るテクニックが特徴です。現在は全州や南原をはじめとして各地で定期公演が行われています。また、海外でも公演が行われ高い評価を受けています。パンソリは韓国文化の神髄の一つです。

★★★★★南原・広寒楼(クァンハンル)★★★★★


南原にある広寒楼は古典小説「春香伝」で主人公の春香と夢龍のロマンスが生まれたところです。1419年に朝鮮時代初期の首相で、流刑に処されこの地にやってきた黄喜(ファン・ヒ)のために建立され、当初は広通楼(クァントンヌ)と言いました。1444年に全羅道観察使としてこの地にやってきた河東君鄭麟趾(チョン・インジ)がここの美しい景色に魅せられ、月に住む美女の宮殿の意味である広寒清虚府(クァンハン・チョンホブ)と名付け、後に広寒楼と呼ばれるようになりました。園内には近くを流れる蓼川(ヨチョン)の水を引いて川を作り、月世界に育つといわれる桂樹の木々や金剛山、漢拏山、智異山を模した三神山をめぐって、広寒楼前の池となります。そしてその水は再び蓼川に流れる構造となった庭園です。その他苑内には春香舎堂、梅月家、玩月亭などがあります。なかでも池に架かる烏鵲橋(オジャッキョ)は七夕伝説があり、牽牛と織姫を引き合わせるためにカラスとカササギが姿を変えて天の川[韓国では銀河水と言う]にこの橋を架けたという言い伝えがあり、春香伝でも夢龍と春香を結んだ場所でもあります。

★★全羅北道(チョルラ・プクト)と全州市(チョンジュ)★★


全羅北道は韓国南西部に位置し、かつては南部を含めて全羅道と呼ばれていました。西部は海岸と平野、東部は山岳地帯と多様な自然景観を持っています。このため豊かな農産物を産出し、特に米は昔から韓国の穀倉地帯と呼ばれるほど上質の物が生産されています。その物資の集積地となったのが全州です。

1000年以上続く歴史を持ち、三国時代には完州(ワンジュ)という百済の都市として文献に登場します。統一新羅時代末期は後百済国の首都にもなりました。全州は平野部と山岳部の境に位置して、その両方から取れる作物を取引される街として繁栄しました。このため料理・音楽・工芸等の多様な文化が花開きました。全州は慶州(キョンジュ)・安東(アンドン)と並ぶ韓国の地方を代表する国際観光都市のひとつです。

羅済通門(古代国家、新羅と百済の国境)
大明リゾート辺山
群山・東国寺(戦前日本人によって創建された寺)

◎画像提供:韓国観光公社



セマングム防潮堤(韓国最大級の干拓地のための堤防=諫早湾と同じ)

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