2012年7月6日金曜日

ベテラン韓国ライター・新見寿美江と行く『~白磁の人~浅川巧の足跡を辿る旅』韓国陶磁器紀行4日間

『明日、世界が滅びるとしても、今日、二人は木を植える。』 




 去る6月9日(土)から映画『道~白磁の人~』が上映されました。主人公は浅川巧(あさかわ・たくみ)。実在した人物です。日本と朝鮮、双方の住民が反目し合う植民地時代の朝鮮で彼らを理解し、温かく接して両国の架け橋となりました。本業の林業技師として植林事業を行い、また当時は価値の無かった白磁や庶民が普段使う日用品に芸術的価値を見いだし蒐集と研究を重ねました。今回、彼を主人公とした映画『道~白磁の人~』が上映されたのを機に、現代における日韓友好の原点であり先駆者でもある浅川巧の足跡を辿るツアーを作成致しました。ベテラン韓国ライター・新見寿美江先生の解説を交えながら巧が歩いた道を尋ね歩く3泊4日の旅です。


【ツアーポイント】
≪出発日≫ 2012年11月10日(土) 
≪期 間≫ 11月10日(土)から11月13日(火)までの3泊4日 
≪出発地≫ 成田・羽田・札幌・新潟・中部・関西・岡山・広島・福岡 
 
★韓国に関する多分野の書籍を執筆されているベテラン韓国ライター・新見寿美江先生の解説を聞く事により、浅川巧の足跡や彼が生涯をかけて蒐集した白磁について、より詳しく知る事が出来ます。 
★宿泊はソウルから近い温陽(オニャン)温泉と利川(イチョン)温泉。歴史ある韓国を代表する温泉で一日の疲れを存分に癒して下さい。 

【新見寿美江(にいみすみえ)先生】 
≪プロフィール≫ 
編集者・フラワーデザイナー 
国内外の旅行ガイドブックを企画編集する一方、韓国文化への関心が高く陶磁器の里や塩づくりの島、蕎麦畑やマッコリの蔵元など食に関するふるさとを訪ね歩いている。また、現在は気の向くままに作った陶磁器に草花をあしらうことを楽しみとしている。 
著書:『韓国陶磁器めぐり』『韓国食めぐり』(JTB刊)近著『ソウル韓方入門』(叢文社)他 

≪コメント≫ 
今から90年以上ほど前、営林署の職員として韓国に赴き、荒廃した山野に植林を続け多くの韓国人に慕われた浅川巧。彼の人生を描いた映画『道~白磁の人~』からは、彼の崇高なまでの博愛精神と陶磁器に示した工芸品への愛情が伝わり、多くの感動を呼んでいます。 
この度、映画公開を記念し、浅川巧の足跡を訪ねながら「土と人とやきもの」にふれ合う旅を企画致しました。皆様のご参加をお待ちしております。 
 
【浅川巧(あさかわ・たくみ)とは】 
植民地下の朝鮮において両国の架け橋となった日本人です。1891(明治24)年に八ヶ岳の南麓、現在の山梨県北杜市に生まれます。兄に後に彫刻家となる浅川伯教(あさかわ・のりたか)がいます。1914(大正3)年に教員として先に渡っていた兄・伯教を追って朝鮮にやってきます。そこでソウルの林業試験場に勤め、荒廃していた朝鮮半島の植林事業に成功します。その傍ら伯教やその友で民芸運動の祖となる柳宗悦(やなぎ・むねよし)が蒐集していた陶磁器、特に朝鮮白磁に惹かれていきます。やがて三人で朝鮮民族美術館[現国立民俗博物館]を設立します。また、陶磁器のほかに民衆が普段使う膳や箪笥等の様々な日用品[朝鮮工芸品]を蒐集して研究を重ねました。それを本にまとめ、出版しています。これが柳宗悦に大きな影響を与える事になります。 
普段の生活でも他の日本人とは違う温かい態度で人々と接し、日本による植民地体制の朝鮮で互いの国民が反目しあう中で唯一、朝鮮の人々から慕われた日本人と言われています。 
1931(昭和6)年に風邪を拗らせ急逝してしまいます。葬儀には多くの朝鮮人が参加しました。そして現在もソウル東部の忘憂里の共同墓地で韓国の人々に守られて眠っています。 

【浅川巧の主な実績】 
●朝鮮松の「露天埋蔵発芽促進法」を開発[朝鮮半島の植林に成功] 
●「朝鮮民族美術館」[現国立民俗博物館]の設立 
●食卓の膳を記した「朝鮮の膳」を執筆 
●朝鮮陶磁の百科事典たる「朝鮮陶磁名考」を執筆 
 
【道~白磁の人~】 
6月9日(土)に公開された吉沢悠、ペ・スビン主演の映画です。主人公たる巧と林業技師・青林(チョンニム)の友情を中心に巧の生涯を描いた作品で、ゆったりとしたテンポの中に巧の人柄が随所に表現されています。 
 
【見どころ】 
---------------浅川巧旧家と手植えの松[ソウル市清涼里(チョンニャンニ)]--------------- 
ソウル東大門(トンデムン)外の清涼里に自宅がありました。勤務先の林業試験場(現国立山林科学館)は近くにあり、敷地内に巧が勤務した時代に植えた松が現在も生えています。 
 
---------------浅川巧功徳之墓[ソウル市忘憂里(マンウリ)]--------------- 
墓所は初め自宅近くの里門里(イムンニ)にありましたが、今の場所に移されました。現在も韓国人有志の手によって管理されています。 


---------------浅川伯教・巧兄弟が歩いた数々の窯元--------------- 
浅川兄弟は二人で朝鮮各地の窯元を訪ねました。本ツアーではそのうち4箇所の窯元を見学致します。 
●鶏龍山(ケリョンサン)窯址[忠清南道公州市] 
朝鮮王朝時代にあった窯元で、後に廃れました。 
●聞慶(ムンギョン)窯元[慶尚北道聞慶市] 
陶磁器のひとつ粉青沙器の産地として有名な朝鮮王朝初期から続く古窯です。 
●利川(イチョン)窯元[京畿道利川市] 
朝鮮時代に適した土と燃料の薪の豊富な事で隣の広州から伝わり白磁の一大生産地となりました。 
●広州(クァンジュ)窯元[京畿道広州市] 
朝鮮王室や国の官庁で使う官窯のあった所です。現在も多くの窯元があります。 
 
---------------湖巌美術館(ホアム・ミスルグァン)[京畿道龍仁市]--------------- 
先史時代から現代まで陶磁器、仏教美術、絵画を中心に1万5千点の作品を所蔵した美術館です。国宝を含めた文化財は100点余になります。テーマパーク・エバーランド敷地内の一角にあります。 
 
---------------独立紀念館(トンニプ・キニョムグァン)[忠清南道天安市]--------------- 
1982(昭和57)年に起った第1次教科書問題をきっかけに設立されました。植民地下の朝鮮と日本の帝国主義および大韓民国臨時政府を中心とした独立運動についての資料が展示されています。 
 
※浅川巧功徳之墓・記念碑の文 
「韓国の山と民芸を愛し、韓国人の心の中に生きた日本人、ここ韓国の土となる」 
 
¶山梨県北杜市[浅川伯教・巧兄弟の紹介]ホームページ 
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/komoku/manabu_asobu/bunkazai_geijyutsu/1308290721-1.html 


¶映画『道~白磁の人~』公式ホームページ 

詳細&お申し込みはこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿