2013年7月29日月曜日

スタッフレポート更新!〜心安らぐテンプルステイのススメ〜

月精寺はソウルから東へ向かって高速道路で3時間、江原道、五台山の山深く、緑に抱かれた静かなお寺です。ペ・ヨンジュンさんの著書「韓国の美をたどる旅」にも載っているため、ご存知の方も多いかもしれません。
このお寺で1泊2日の「テンプルステイ」を体験してきました。
かの韓流スターも体験したというテンプルステイ、どんなものか、ちょっと紹介させていただきます。

今回のテンプルステイのプログラムは16時の開始。修行服に着替え、お寺での作法、礼仏の仕方などを映像を交えてわかりやすく説明を受け、まずは早めの夕食から。

ここでは食事といえども、立派な修行のひとつ。これを供養(コンヤン)と呼びます。野菜のナムルやジョンなどのおかずを自分が食べきれるだけ皿に盛り、ゆっくり、静かにいただきます。にんにくやニラを使わない素朴でやさしい味わいです。


お皿をきれいに洗って片づけ、外に出ると、そろそろ陽が傾いてきた頃。
日帰りで参拝にきていた人たちの姿も消え、ひっそりと静まり返るなか、鐘楼に上がり鐘をつき、次は本堂で礼仏体験です。

木魚の合図にあわせて、合掌して膝をつき、おでこを床につけて礼を行い、合掌して立ち上りを連続して行います。(これを「五体投地」というのだそうです)はじめは足がふらつくけれど、慣れたら…いや、最後までスムーズに動くことはできませんでした。難しいですね。

 礼仏の後はお坊さんとの談話会です。日本と韓国の仏教の違いといった話から、ご自身の話まで、和やかに会話がすすみます。おいしいお茶とお坊さんの温かい人柄のおかげでしょうか。


ここまでで1日目のお勤めは終了。宿舎に戻り就寝です。明日の起床時刻は3時50分(ひえ~)!まだ夜の9時ですが、寝なければ、という思いで床につきます。

今回は団体用の大きな部屋で10数名のメンバーとともに休んだのですが、修学旅行みたいでなんだかワクワクしてしまいます。(寝なきゃいけないのにね)
宿舎は昨年建てられたばかりで、とても清潔で心地よく、お手洗いはもちろん水洗!お部屋にはコンセントもたくさん設置されていて、携帯電話やデジカメの充電にも困りません。少人数のグループには個室もありますので気兼ねなく過ごすことができるかと思います。


 ↑宿舎棟


翌朝は無事に起床。外に出てみると、周囲は朝もやに包まれ、聞こえてくるのは川のせせらぎだけ、という幻想的な世界が待ち受けていました。
これは宿泊しないと体験できませんね。


この日のメインイベントは108数珠つくり。礼仏の時に行った「五体投地」を108回繰り返し、礼が1回終わることにひもに数珠の玉を1個通していき、最終的に108玉の数珠を完成させる、というもの。
大変でしたが、出来上がった数珠を見て、一同大満足。
ほとんどのメンバーがテンプルステイが終わってもずっと一日、いや翌日もその数珠を身につけていた、ということからも、この体験で得られた特別な思いが分かるような気がしませんか?

朝の供養、散策を経て、テンプルステイの全行程を終了したのは朝9時頃。17時間ほどの滞在でした。

体験してみて感じたのは「テンプルステイって難しいことじゃないんだ」ということ。
身構えなくても、飛び込んでしまえば温かく迎えてくれる、韓国のお寺の懐の深さを感じました。

是非、皆さんも一度体験してみてはいかがですか。

↑数珠、作りました

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